人生の午後を生きる

シンクロブックのエッセンスをお届けします。

耳が痛いけ部分もあるけれど。。救われた部分もある

 

 

尊敬するかっこいい人生の先輩は

70代に入っても

若々しく美しく

事実婚パートナーの

闘病生活のケアラー

そして現役仕事人でもある

到底真似できないんだけれど

彼女がしみじみ

シェア投稿されていたので

わたくしめも

 

 


【替えがきく役割を守るために、替えがきかない役割を犠牲にしない】

責任感の強い人ほど、仕事などにおいて、「自分がいないと…」と、ついつい自己犠牲を払う。

そうして、自分の人生のかけがえのない時間を、もっと他のことに使えたかもしれない時間をつぎ込む。

気をつけたいのは、そうやって自己犠牲を払い、自分の大切なものをつぎ込めばつぎ込むほど、「自分がいないと…」は強くなる。

人は、それまでに自分が費やしたものを惜しみ、続ける事でさらに失うとわかっていても、それをやめれない。

この心理現象を、『コンコルド効果』という。

僕も昔そうだったから、気持ちは痛いほどわかるけど、残念ながら、職業上の私たちは、基本的に替えがきく。

替えがきくからこそ、名前ではなく、職業や役職など、いわゆる肩書で呼ばれたりするのだ。

伝説とまでいわれる創業者、スティーブ・ジョブズがいなくても、Appleは過去最高益を更新し続けている。

あの島田紳助がいなくても、バラエティはまわっている。

(〇〇が見たい、〇〇じゃないと、という人も一定数いるとは思うけど)

その仕事からいったん離れると、驚くほどその職場が冷たく感じたり、親友だと思っていた人が、ただの同僚だったと気が付く事も少なくないという。

だけど、悲観的な話をしたいわけではない。

替えがきかない役割を大事にしてほしいという事が伝えたい。

替えがきかないあなたもいるんだ。

それは、自分の親にとっての、子どもであるあなた。

だから親は、あなたが社会的に成功するかどうかよりも、四六時中あなたの身体の心配をしている。

あなたの成功を替わりに引き受けてくれる人はいくらでもいるけれど、あなたの病を替わりに引き受けてくれる人はいないからだ。

また、かけがえのないパートナーにとってのあなたも替わりがきかない。

血が繋がっているわけではなくとも、替わりがきかない人がいる事は、人を本気で愛した事がある人ならわかってくれると思う。

そして何より、子どもにとっての親であるあなた。

どうか、優先順位を間違えないでほしい。

-谷口たかひさ-