人生の午後を生きる

シンクロブックのエッセンスをお届けします。

母さんがどんなに僕を嫌いでも



残念ながら虐待する母親はいる。

自分も親に虐待されていた為に

その抑圧されてきた感情を

我が子にぶつける。反省することのない

自分本位の母親。

それにしてもよく吉田羊さんはこの役を

演じたなあと思う。さすがだった。

本当に嫌な女だもの。。美しくて傲慢な

母性より女が勝るタイプの虐待母ね。

特殊なお母さん満載。

息子役の太賀さんの目の演技凄かった。

口は笑ってるけど目が泣いてる感じが

本当に凄かったです。

大好きな母親に虐待されて

育った人間の眼。

黒い穴のような悲しい眼がね。。



血の繋がってない祖母のような人に

深い愛情を与えられ

なんとか健気に育っていくのさ。

彼女は亡くなる前に

年頃になった彼にいうの。

僕は豚じゃないって大きな声で

言って!!と。

太っていた幼少期。

豚みたいにみっともないと。。

そう植えつけられて育ったから。

自虐的な会話が祖母なような

彼女を悲しませるのよね。


夕食のシチューを頭に

かけられても

育児放棄した親が入れる

児童施設に入れられても、

給食費を払ってもらえなくても

バトミントンのラケットでたたかれても。

キモいキモいと母親になじられても。。

お母さんをあきらめなかった男の子の

実話なんですね。。




大人になって良い仲間に出逢って

心をだんだん開いてゆくのね。

そして広ーいお風呂に友人と入る。

見せたことのない傷だらけの

裸体をさらけ出す。

ここもトラウマとの決別シーンだね。


ここまで酷いとお母さんは悪者だけどね。

中には一見良いお母さんに見えるけど

実は自己愛のかたまりで

自己保身が強すぎて我が子の気持ちを

無視して周りを自分の味方につける。

アスペルガーなのか?と疑いたくなる

ストレート過ぎる言動。


親と距離を置く事や縁を切る事でしか

自分を救う方法が見つからない人達、

自分を癒し自分が変わる事で

悪循環を断ち切る事が可能な人達、

この映画の男の子のように

あきらめずどんなに酷い親でも

許し向き合う事でしか

先に進めない人達もいる。


今ねウーマンエフに通ってくれてるんだけど

卒婚して鬱にもなり体調を壊し

大変苦労した彼女が行き着いた場所。

親戚との関係を立て直し

優しい気持ちで手紙を書き

心を込めてプレゼントを買い

疎遠になってなっていた母親と

対面して恨みつらみではなく

ただ素直に愛して欲しかったという

気持ちをご自分の言葉にして

伝える訓練をして^_^

長い間傷ついてきた自分を許し

母親を許す事を

ワークではなく

体感することになりました。


怖いけどトライする。

縁を切るより距離を置くより

彼女はそれを選んだんですね。


アダルトチルドレン自助グループでも

勉強して色々試みて決めたんだよね。


その後はその時になったら

考えるそうです。

その時考えればいい。。

そう思えるようになった。

あきらめではなく

楽観的な方向にシフトできた。


今までやってきたこと

無駄はないと思います^_^


皆さまは母親とどんな関係を望んでますか?