人生の午後を生きる

シンクロブックのエッセンスをお届けします。

有能な女性の葛藤


ノーベル文学賞の天才作家の妻が

ゴーストライターであったというね。。

原題 ザ、ワイフ。。シンプルだよね。

糟糠の妻として夫の影になり

愛と憎しみの中で葛藤する様を

大女優グレンクローズが迫真の演技で

魅せてくれてます。

背景は天才作家のノーベル賞受賞式典なんだけれど、

糟糠の妻の内面は愛と憎しみで渦巻いてる。

夫の浮気を何度も許しながら、

怒りに震える心で彼の為に

一日8時間小説を書いてきた。

皮肉な事に世間が認めた最高傑作は

その苦しみを書いた作品。

自分の浮気が妻に最高傑作をか書かせた

といわんばかりのご満悦だったらしい。

既に夫のテンションより

いつも糟糠の妻は冷めている。

夫のKY加減にもウンザリしている。

その上でだよ。。

夫はやっちまいました。

式典会場での担当カメラマンとの浮気未遂。

その舌の根が乾かぬうち、

受賞式典でのスピーチで

糟糠の妻として褒めまくり。

僕のミューズだ。マイラブ!ソウルラブ的な。。

まあ観客は大絶賛ですよ。

そこで妻は発作!!耐えられなかった!


だからね、いつもろくでもないくせに

人前で妻褒めて愛を語るなってば!


本気なんだ!あの言葉は本気だ!と

なだめる夫。

今更何をのたまうのかと目を見開いて

気色悪い!!やめて触らないで!!

の妻。。えぐりますよ。

熟年夫婦の危機を描いた心理劇。


華やかな世界特有のことと笑えません。

あるあるですよね。


男の人の離婚したくないって

あれなんだろうね。

とても愛してると思えないのにね。

子供も孫もいるんだ!

何言ってるんだってさ。。。。


結末の悲劇はね。

離婚話してる最中夫が

持病の心臓発作を起こして

亡くなるんです。。ホラーより怖いわ。


まあストーリーの中に

死に急ぐ夫のライフスタイルが

描かれております。

あーー。ここにつながるのねと。。。


俺を愛しているか?

ええ心から愛しているわ。

この嘘つきめ。。が最後の言葉。


この妻凄いなあ。。。

ショック死だよ。だって。

で心から愛しているわ。女神のような笑みで。


でもね、夫の名誉を最後まで守る

子供達の父親としての名誉をね。。

自分で夫を罵っても

他人に夫を辱められたら

敵をたたきつぶすつもり。

これが果たして

亡き夫に対する

後悔の念なのか

愛なのかわかりません。


グレンクローズは大好きな女優さんですが

素敵に歳を重ねていて

やはりただの糟糠の妻役では

ありませんでしたね笑笑


どんなに有能でも

時代に邪魔された

女性の生き方として

さもありなんです。